ラッキースケベ――それは男の夢、異世界ハーレムへの切符。……のはずだった。
女神から授かった俺のチート能力は、
「異性との偶然エロイベントが必ず発生する」というハーレム確定の最強(予定)能力。
期待に胸をふくらませて異世界に転生した直後、俺は理解した。
この世界の“異性”は、倫理も常識も容赦なく巻き込んでくる。
――白い三角、たくましい筋肉、ひげ面のおじさん。
……これ絶対、仕様バグだろ。
そう。
俺のラッキースケベは、男女平等に発動する世界仕様だった。
美女にも発動する。
そして男に当たると、精神的ダメージが致命的。
だが、この能力はただの事故では終わらなかった。
偶然を歪めるその力は、誤解と騒動を呼び、
やがて国家や魔王、そして世界の運命すら巻き込んでいく。
これは、「夢の能力」を授かったはずの男が、
勘違いと善意と事故で世界を巻き込んでいく物語。
俺のラッキースケベ、思ってたのと違いすぎる。