「アイリーン・クロノス。今日でお前との婚約を破棄する。」
「アイリーン、死ぬな……!俺が必ず、お前を助けるからな!」
没落公爵令嬢アイリーンが目を覚ますと、時が巻き戻っていた。18歳だったはずのアイリーンを12歳まで巻き戻したのは魔法使いの青年だった。
青年曰くアイリーンには大魔法使いの素質があるらしい。ならば2度目の人生では、大魔法使いの地位を手に入れる!と意気込むアイリーン。しかし大魔法使いを目指すうちに、生前とは違う大事件が次々に起き……!?
なぜかアイリーンに激甘の魔法使いの青年。今世ではアイリーンにベタ惚れな生前の婚約者である王子。その2人と共にアイリーンは数奇な運命へと飛び込んで行く。
“記憶を再現する魔法”が導く運命の先は……。
「集え黄金の記憶の欠片たち。織り成すは追憶の影。再現せよ、“ノスタルジア”!」