ラインフェルデン公爵家には双子がいる。
姉のシャルロッテと、弟のアルフレートだ。
おてんばなシャルロッテは、幼いころから病弱で倒れてばかりだったアルフレートを、どんな時でも護ると心に決めていた。
やがて15歳に成長した二人に、王宮から無茶な命令が届く……。
「弟のアルフレートには王太子殿下の護衛騎士を」
そして
「姉のシャルロッテには小さな王女様の刺繍友達に」
未だに月に一度は発作を起こし、剣などは握ったことないアルフレートに護衛騎士などが務まるはずもなく、また刺繍針の代わりに剣を握っているシャルロッテに王女の相手など務まるはずもなかった。
幸か不幸かアルフレートは特殊な病気のためにまだ声変わりもない。またたおやかで慎み深く、その辺の令嬢よりも令嬢らしい。
一方シャルロッテの方もラインフェルデン家の騎士団長から、時々一本取るほどの腕前を持っていた。
「アル、入れ替わりましょう、家名を守るために」
「そう、誰にもばれないように」
こうしてラインフェルデンの双子は入れ替わりを決意する。
王宮での仲間との賑やかな日々、家族との温かい時間……そして二人の初恋。
シャルロッテとアルフレートの恋と成長の群像劇、ぜひ見守ってください……!