「――あぁ、“私”のことが見えているのね」
大陸一の魔法学院で、最も栄誉ある『十二貴族』の血を引きながら、固有能力を一切引き継げなかった【落ちこぼれ令嬢】エリス。
座学成績は学年一位。けれど実戦では最弱。
『席順位』は下から二番目。灰色『アッシュ』と蔑まれる彼女は、千位から外れたまま学期末を迎えれば退学になる【退学寸前】の少女だった。
同級生からのいじめと理不尽な暴力に晒され、決闘で叩きのめされた夜。
一人きりのシャワー室で涙を流すエリスの前に、影の中から銀髪の美少女イルナが現れる。
イルナの正体は、世界にただ一人の【龍×吸血鬼の混血】
規格外の力を持つ、距離感のおかしい【最強美少女】だった。
「私が手伝ってあげる。第零席、スローネの席に座りましょう?」
驚くエリスの唇を奪い、深く刻まれたのは、互いの魔力を通わせるための【主従契約】
しかも主人はイルナではなく、まさかのエリスの方だった。
契約の術式が溶けて消えかけるたび、【最強従者】となったイルナは、甘く、熱く、何度も口づけをねだってくる。
最弱だったエリスは、イルナに懐かれ、甘やかされ、キスで魔力を繋ぎながら、隠された才能を少しずつ【覚醒】させていく。
いじめてきた相手も、見下してきた貴族も、理不尽な『学院ランキング』も、すべてひっくり返す。
灰色『アッシュ』と蔑まれた少女が、キスで繋がる【最強従者】とともに、学院の頂点『第零席』へ駆け上がる。
【百合】×【主従契約】×【学園下剋上】×【成り上がり】ファンタジー、開幕。
本作は「小説家になろう」「カクヨム」の両方で投稿しています。