旧大陸の西、ユーロと呼ばれた地の小国ポルタに、海と魚を愛するエンリ王子が居た。そんな彼に恋をした人魚の少女リラは、魔女との取引で人間の下半身を手に入れ、城に上がって王子に仕えた。だが王子には魚に欲情する「お魚フェチ」という性癖があり、理想の女性は人魚だった。リラは再び魔女と取引し、人にも人魚にもなれる変身スキルを手に入れると、エンリ王子は、リラとともに仲間を集め、政略結婚で王子の妃となったイザベラの勧めで、全ての海を支配する力を持つという"ひとつながりの大秘宝"を求めた冒険の旅に出た。先祖から受け継いだ万能の魔剣と仲間たちの助けで、エンリはついにその秘宝、即ち大海賊バスコが完成させた世界地図を手に入る。イザベラはスパニアの内乱を経て女帝となり、教皇庁からの圧力に対抗するため、イギリス・フランスと国教会同盟を結んだ。ポルタ商人たちは世界に港の植民市を建設して交易を主導し、各国はユーロにおける覇権や航海の主導権を競う中、エンリは更に地域ごとの海陸が記載された"秘宝のかけら"の探索を続けつつ、各地で起こる問題に向き合う。そして急速に世界は近代への道を進んだ。なお、ここに出て来る、どこかで聞いたような名前や台詞その他諸々は、現実世界やその他の作品世界とは無関係な別世界の話ですので・・・。
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