レガリア王国最高峰と称される魔法学園に入学した『創世神』と吸血鬼のハーフの四つ子――ライン、アレス、セツナ、レンゲは、誰もが生まれながらに特殊な異能力である『権能』を持つこの異世界で生まれつきの『権能』を持っていない。
代わりに、なんでもできてしまったりどんな『権能』すら意のままに操る『創世神』の力。そして、圧倒的な血液操作と再生能力を持つ吸血鬼の超人的な力を受け継いでいる。
そんな彼らの目的は、ただ平穏な日々を送ること。兄妹愛を育み、魔法学園でできた仲間と普通に生活しようと思っていた。
だが、知らぬうちに彼らの力を狙う不穏な影が近づいていた――
世界を――いや、宇宙の運命をかける戦いが始まる。