騎士団長の息子として生まれたカイルは、幼い頃から剣を叩き込まれた生粋の騎士候補――のはずだった。
だが彼の目に映るのは、魔物を倒して終わりにするこの世界の“無駄”ばかり。
魔物は狩って終わり?
――いや、そこからが本番だろう。
誰も価値を見出さない魔物の素材。
だがそれを加工し、売り、金に変えることができるとしたら?
騎士として戦いながら、同時に商人として稼ぐ。
そんな常識外れの選択をしたカイルは、やがて周囲を巻き込みながら、魔物の新たな価値を切り開いていく。
これは――
騎士の道を選びながら金を稼ぎ、魔物を“資源”へと変えていく一人の男の物語。