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「また内臓ですか」
「また内臓です」
四十四歳・休職中の林陽平が異世界に迷い込んで、
十二日が経った。
帰れない。お金もない。頼れるのは
元サラリーマンの段取りと、体の中に宿った解析の声だけ。
それでも──魔物の肉を焼いたら、旨かった。
捨てられていた内臓を処理したら、女将が一口食べて黙った。
金髪の少女が「おいしい」と言った。
謎の小動物が鼻をひくひくさせて寄ってきた。
腹が満ちれば、人は前を向ける。
肉を焼けば、もっといける。
帰れないなら、ここで生きる。
ならば、ここで焼肉屋を開く。
異世界×グルメ×冒険者。
アラフォーパパの、泥臭くて旨い再出発。