【ケガレつき】
そう呼ばれる少女がいた。
最高位冒険者として日々活動していたミリアは、今日もまた独りでダンジョンの魔物たちを狩っていた。
そんな彼女は、500年前に死んだ魔王と同じ闇魔法を扱うことができ、そのせいで”ケガレつき”と呼ばれるようになっていた。
そのせいで周りから忌み嫌われていたミリアは、理不尽な理由で冒険者協会から追放されてしまう。
更には、奴隷を買う。
そんな悪いことをしてしまい、ミリアはもう自分を悪者だと信じるようになってしまった。
そんな時、とあるミステリアスな魔女の【魔王復活計画】に協力することを決心する。
「わたしをケガレと呼ぶのなら、魔王を復活させても文句言うまい」
その計画が悪いことだと知った上で、吹っ切れたミリアは完全に悪の道に堕ちる。
これは、全ての人から”ケガレつき”と呼ばれて迫害された少女が、悪いことだとは分かっていながらも、魔王を復活させる物語。
そして、奴隷のエルフと出会って、心にぽっかりと空いた穴を埋める物語。
※本作は百合です!(苦手な方はお気をつけて)
毎日一話更新です。
投稿時間は18:00になります。