ある日を境に、いわゆる自身が『魔女』であると知った少女、アリシア。
魔女はみんなからの嫌われ者だ。生まれ育った故郷を一人ひっそりと離れて森に住みつくも、すぐにまた「魔女が住みついたぞ」とウワサになってしまう。
魔女を討ち取れ、早く森から追い出せ。
装備をガチャガチャさせた荒くれ者や挑戦者が次々、名乗りをあげてやってくるがアリシアも必死だった。もうホームレス生活には戻りたくないし、こうなったらとことんやってやると決起する。
そうして覚えたての魔法も駆使して出来上がったのが『森に住まうこわ~いオトナ魔女(魅惑な雰囲気を漂わせるいかにも風な妙齢の女性)』のフリをする、『実はお子様のなんちゃって魔女(バカにしないでくださいお子さまランチなんてもうとっくに卒業してます!)』だった。
でもそんな生活も長くは続かない。
どうも有名になり過ぎて、本場の『魔女狩り』を呼び寄せてしまったみたいだ。
対峙した瞬間、アリシアは思った。
あっ、ヤバい……。
(とまぁそんなこんなで結局、保護されたお子さま魔女が年上の魔女狩りに懐いてデレデレする物語です。)
※第1部:パート1~4
第2部:パート5~7
第3部:パート8~(進行中)