世界最強の聖戦士たちが、僕の前だけは【甘々なお母さん】になる
勇者の息子なのに光魔法が使えない——それを理由にアルトは追放された。偉大な母の名を汚す「お荷物」として蔑まれ続けた彼には、ただ一つだけ使える魔法があった。仲間を支え続けた、地味な『白魔法』。誰もその価値を認めなかった。
しかし失意の旅の中で、アルトは知る。
自分が欠陥だと思い込んでいたその力が、光魔法よりも古く、神だけが扱えた伝説の魔法の原型だったことを。
その力に驚愕したのは、亡き母の親友にして大陸最強の三人の聖戦士たちだった。
酒片手に豪快に笑いながらも、いざとなれば誰よりも頼もしい賢聖。
普段は冷徹そのものなのに、アルトの前でだけ別の顔を見せる弓聖。
圧倒的な剣の腕を持ちながら、アルトへの世話焼きが止まらない剣聖。
母の親友である三人の美女たちは、まるで我が子のように溺愛しはじめた。
「あなたのお母さんの遺志、私たちが一緒に継いでいくわ」
自分を捨てた元仲間をしり目に、伝説の美女たちに囲まれたアルトは、母の仇である魔王へと歩みを進めていく。
母さん、見ていてくれ——あなたが命を懸けて守ろうとしたこの世界を、僕が守る。
捨てられた少年の、甘くて熱い逆転劇が始まる。