31歳の中学校数学教師・松永優人は、
職員室で突如発生した魔法陣に巻き込まれ、
同僚の社会科教師と共に異世界へ転移してしまう。
辿り着いたのは中世ヨーロッパ風の世界。
しかしそこで優人は、
この世界では数学という学問そのものが著しく衰退しており、
現代の中学数学ですら誰も理解できないという現実を知る。
やがて優人は数学の試験で圧倒的な実力を示し、
王城へと招かれ、王国の数学問題に関わることになる。
さらに彼の前に現れたのは、
“数学の問題を解かなければ入れない謎の塔”。
なぜこの世界では数学だけが特別なのか。
数学を武器に異世界を生き抜く教師と、
彼を取り巻く王族や研究者たち。
これは、数学が失われた世界で
一人の教師が知性で道を切り開いていく物語。