モンスターが闊歩する世界。
人々は《魔装》と呼ばれる力で、それに抗っていた。
その中でも特別な十二の魔装――
《魔女の置き土産》。
それは、かつて“聖女”と呼ばれた女性セレスティアが遺した力だった。
彼女は願いに寄り添い、
ただ目の前の誰かを救うために魔装を作った。
だが願いは、いつも正しいとは限らない。
力はやがて歪み、争いを生み、
世界は彼女を“魔女”と呼ぶようになった。
だが――
ただ一人、弟子ユキだけは知っている。
彼女が、誰よりも優しかったことを。
だから、彼は師匠の形見を探し求める。
そのすべてを壊すために。
意思を持つ魔装《シグレ》と共に、
歪んだ願いと向き合いながら、
ユキは“優しかった聖女の罪”を終わらせていく。
これは、破壊の物語。
そして――
魔女と呼ばれた聖女の願いを守るための物語。