ダンジョンが出現して50年。
探索者の稼ぎの主軸となる魔石が値崩れし、いい事務所に入って「固定給」を貰うのが安泰とされる現代。
かつての一攫千金のロマンは完全に冷め切っていた。
そんな学歴と大手の格差社会の底辺である、25歳のフリーランス探索者、刃島閃斗(はじま・せんと)。
魔力量も出力も最低レベル。日給は高校生のバイト以下の5000円。
なのに、なぜか肌質だけは陶器のようにピカピカで透明感のある神肌。
周囲のエリート学生たちからは「実力はないが、顔を武器に金持ちの年上女性に貢がせているママ活ホストの成れの果て」と100%誤解され、見下されていた。
──だが、彼らは誰も知らなかった。
間違いなく、魔力量は探索者最小。出力も探索者最低。稼ぎは日給5000円。
そんな彼が人知れず活動する階層は、人外と称されるSランク探索者が向かう深層。
そして、その完璧な肌質のトリックとは?
誰にも明かせない秘密を抱えて、閃斗は今日も、ダンジョンに潜る。
これは、世界から「無能のチャラ男」と馬鹿にされる男が、現代ダンジョン社会をハックしていく痛快逆転ファンタジー!