主人公は、「福原珠梨」都内にある警察署にいる女性警察官です。
珠梨は、奥多摩警察署の警務課長代理で階級は警部。
珠梨の勤務スタイルは「警察職員職務倫理の基本」に従うことで成り立っています。
警察職員職務倫理の基本
(警察職員の職務倫理及び服務に関する規則第2条)
一 誇りと使命感を持って、国家と国民に奉仕すること。
二 人権を尊重し、公正かつ親切に職務を執行すること。
三 規律を厳正に保持し、相互の連帯を強めること。
四 人格を磨き、能力を高め、自己の充実に努めること。
五 清廉にして、堅実な生活態度を保持すること。
この基本に忠実な警察官が、ある日、突然警察署の庁舎ごと異世界に転移します。
珠梨は、異世界に転移しても職務倫理の基本と法律や規則をしっかりと守り抜きます。
やがて珠梨は、天界の仕組みや、この世界の成り立ち、異世界転移のメカニズムに気付きます。
そして、神をも消滅させることができるようになった珠梨が取った行動とは……
この物語は「異世界ものの仮面を被ったアンチ異世界文学」です。
これまでの異世界文学が、最も重要でありながら説明を避けて来た「異世界とは」、「転移のメカニズム」、「神とは」といったファンタジー要素を「誰も否定できない」方法により説明し尽くします。
異世界文学の墓標に刻む鎮魂歌