建国記念の夜会で、第一王子から理不尽な婚約破棄を突きつけられた侯爵令嬢アメリア。
家族にも見捨てられ、深い絶望に沈んだ彼女の目から涙がこぼれ落ちた瞬間――王宮は一瞬にして凍りつき、国中に猛吹雪が吹き荒れた。
実はアメリアは、己の感情がそのまま天候に直結する『精霊の愛し子』だったのだ!
「国が氷河期に沈む前に、あの令嬢を世界一甘やかしてこい!」
国王の無茶振りを受け、アメリアを保護したのは『氷の公爵』と恐れられる軍務卿ルシアン。
女性嫌いで冷酷無比なはずの彼は、なぜか怪しげな『恋愛指南書』を片手に、アメリアを全力で甘やかし始める。