南基朱斗(みなもとあけと)と北條蒼依(ほうじょうあおい)は落雷事故で異世界へ転生する。
朱斗は北部の村でシュートとして温かい家族に恵まれ、5歳で前世の記憶を取り戻す。
彼は土木工学の知識で「ダンテ石」を開発し村を発展させ、剣術と土魔法の鍛錬に励みつつ蒼依を想う。
一方、蒼依は南部の貴族家でアオイと呼ばれ、黒髪黒目ゆえに虐待される過酷な日々を送る。
同じく5歳で記憶を覚醒した彼女は、朱斗との再会と自由を渇望。
農学や武道の知識で生き抜き、妖狐伊奈帆や奴隷親子を仲間に加え、薙刀と水・豊穣魔法を秘密裏に鍛える。
対照的な境遇ながら、二人は再会を固く誓い、それぞれの道を歩み始める。