海上自衛隊の医官・中村優太(25歳)は、通り魔から子供を庇い、その命を散らした。
しかし「打算なき自己犠牲」を女神ルチアナに評価され、剣と魔法の異世界アナステシアへ転生する。
彼に与えられたのは、地球のあらゆる物資を購入できるチートスキル『地球ショッピング』。
……だったが、初期所持ポイントはまさかの「0」。水一本買えない絶望的な状況で優太の命を繋いだのは、転生時に持ち込んだ「外傷特化型医療リュック」と、特殊部隊直伝の「ミリタリー武術(無双薙刀流&CQC)」だった。
さらに発覚するシステムの真実。
このスキルは『善行』によってポイントが貯まるが、魔物を殺す(100P)よりも、命を救う(5000P〜)方が圧倒的に稼げる【命の救済推奨】の仕様だったのだ!
「なら、俺はもう誰も死なせない。俺の手の届く範囲は、全部救ってやる」
満月の夜に暴走する月兎族のヤンデレ村長キャルル、見栄っ張りな竜人族など、ひと癖もふた癖もある亜人たちが集う三国緩衝地帯「ポポロ村」。
最初はよそ者として警戒されていた優太だが、現代の外傷救護(TCCC)とサバイバル戦術で次々と村の危機を救い、次第に村人たちから絶対的な信頼と居場所を勝ち取っていく。
これは、すでに「最強の有能さ」と「高い倫理観」を持つ青年が、血と泥にまみれながらも善行を積み、現代戦術と医療で異世界を救済する、最高に熱い英雄譚。