結界により魔法が使える国――スプリオール王国。
結界は、召喚された『神子』と呼ばれる存在によって力を注がれて保たれていた。
エルタナ伯爵家ミーティアは、光を灯す魔法しか使えないこと、首の後ろに大きな痣があることで、家族から蔑まれていた。
しかしある夜、白い光と共に突然一人の少女が現れる。
声が出せない少女に『セラス』と名付け匿い、一時の安らぎを得ていたミーティア。しかし突然神殿から迎えが来たことで、セラスが召喚された『神子』であることが判明する。
無理矢理セラスを連れ去ろうとする神官に刃向かったミーティアは、家族に見捨てられ、背信者として殺されそうになる。
殺される寸前――彼女を救ったのは、冷酷と名高い若き国王アステリオだった。
アステリオに神子の世話係を命じられ、セラスと共に城に迎えられたミーティア。
彼女が灯す光は、やがて冷酷王の閉ざされた心を照らし、結界と神殿の闇に近づいていく。
光魔法しか使えない令嬢が、幼き神子と冷酷王を護り、やがて国の根幹もを変えていく物語。
※セルフレイティングは保険