湊、私、ずっと前から好きだったんだ」
高校二年生の朝比奈湊は、十年間片思いしていた幼馴染の小鳥遊美月から告白された。
夢にまで見た初恋の成就。
嬉しくて、幸せで、湊は迷うことなく告白を受け入れた。
――しかし、それは友人たちとの罰ゲームによる嘘の告白だった。
翌日、教室中に響く笑い声。
「本気にするなんて思わなかった」
美月の言葉に、湊の初恋は残酷な形で終わりを告げる。
もう誰かを好きになるのはやめよう。
そう思いながら一人で過ごしていた湊の前に現れたのは、学園一の美少女・白瀬雪乃だった。
「私なら、湊くんを絶対に笑い者になんてしない」
そして彼女は、真剣な表情で告げる。
「私と付き合ってください。ずっと、あなたが好きでした」
突然始まった、学園一の美少女との本当の恋。
普段は完璧な彼女なのに、二人きりになると甘えてきたり、嫉妬したり、独占欲を隠せなかったり……?
一方、湊を傷つけた美月は、彼が自分の知らない笑顔を見せていることに気づき始める。
「……ねえ、湊。最近、私のこと避けてない?」
今さら後悔しても、もう遅い。
これは、嘘の恋に傷つけられた少年が、本物の愛情を知り、最高の彼女と幸せになっていく物語。
そして、自分の過ちに気づいた幼馴染が、失ったものの大きさを思い知る物語でもある。