己の矜持をどう貫くのか──因果と選択の人間ドラマ。
◆あらすじ◆
終わりなき粛清が朝を告げる国。
悪をより力の大きい悪で塗りつぶすヴァルディナ帝国。
皇帝の粛清によって揺れる属領エルデンシュトラの紛擾《ふんじょう》を鎮めるため、公爵家嫡子にして帝国軍少佐ジークフリート・フォン・アイゼンブルクは現地へ赴く。
だが彼を待っていたのは、少数民族タラモンの深い憎悪、搾取の闇、そして地方貴族の思惑だった。
沈黙と規律に支配された世界で、人は何を守り、何を切り捨てるのか。
冷徹と誠実の狭間で、それぞれの選択が帝国と属領の未来を変えていく。
◆登場人物◆
ジークフリート・フォン・アイゼンブルク(公爵家嫡子・帝国陸軍少佐)
特徴:いつも柔和な笑みで飄々とした人物。誰とも慣れ合わないが馴れ馴れしい。
アンネリーゼ・リヒタール(帝国軍務資料局職員・通訳官)
特徴:普段は柔らかくおっとりしているが頑固な一面もある。
ハインリヒ・フォン・リーベルト(帝国陸軍大尉)
特徴:忠誠心が高く黙々と仕事をこなす。心の中では饒舌。
アウグスト・フォン・アイゼンブルク(公爵・帝国軍元帥)
特徴:沈黙の重みがあり、義に厚い。ジークフリートの父親。
マグナー・フォン・ヴァルディナ(帝国の現皇帝)
特徴:黒の象徴
マティアス・リヒタール(学者)
特徴:ジークフリートの幼少期に影響を与えた教育係であり、アンネリーゼの父。
リオラ・ネーベルハイン(帝国陸軍曹長)
特徴:朗らかで面倒見が良い。嘘が付けないタイプ。
ゲルハルト・ブロイアー(帝国陸軍大佐)
特徴:前線叩き上げの現場肌。豪快な大佐。
ダラン・トゥール(タラモンの青年)
特徴:熱く、まっすぐすぎるタラモンの青年。
◆以下の要素を好まれる方に適しています◆
・ご都合展開よりも、キャラクターの選択とその代償を重視する物語。
・主従、ブロマンス、家族愛などのキャラクター同士の深い関係性。
・軽微なブラックユーモア的なギャグ要素あり。
・正義VS悪ではなく、信念と信念のぶつかり合う構造。
・綺麗な正義よりも、しんどい選択も引き受けるキャラクター。
・登場人物の倫理観、葛藤、責任の取り方を読みたい方。
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