召喚魔術によって無理矢理に呼び出された少女、オデットは、記憶喪失になってしまった。家族や出自も思い出せず、持ち物や記憶すらない。
そんな何も分からず、何も無いオデットを保護したのは、サタロナ王国の魔術師協会という組織の長らしい、ルクスという名の青年だった。ルクスによると、オデットは魔力量がとんでもなく多いらしい。
この魔力を制御できなければ、普通に生活することも難しい。
この世界の常識がなければ、ここで生きていくことも難しい。
そう理解したオデットは、膨大な魔力を制御するために、この場所で生きていくために、まずは勉強しよう、と決意した。
規格外の魔力を持ち、無知であるが故に、非常識でお転婆なオデット。
魔術馬鹿の研究馬鹿と称されるほどに、魔術に傾倒しているルクス。
そんな二人が、魔術を勉強したり、周囲を振り回したり、魔術を研究したり、周囲をドン引きさせたり、魔術について語り合ったり…………と色々な思い出を作り、一緒に歩んでいく物語。
シリアスでも、ドラマチックでもない、だらだらの日常です。
記憶喪失や貴族制などの設定はゆるいです。
この世界の魔術についての、学術的っぽいお話が多分に含まれます。
楽しく、魔術を勉強したい方にどうぞ。
閑話は本編の隙間のお話です。主人公以外の視点でのお話、回想などが含まれますので、時系列が前後することがあります。
念の為、R15、残酷な描写ありをつけています。
(一部に流血、服毒などの描写があります。)
軽く恋愛成分があります。割と早い段階から両想いになります。