僕は狸穴連。大学二回生。
ごく普通の、パッとしないタイプ。
彼女は黒澤さん。同じく大学二回生。
万年ジャージの守銭奴だけど、エグい美人。
そんな僕と彼女の共通点は、同じ大学の学生であること、語学の授業で同じ班だったこと、それから――異世界からの転生者であること。
そう、この国の人間は、約五万人に一人が異世界からの転生者で、特別な力を持っていて、けれど、その事実は政府によって秘匿されている。
そのせいで起こってしまう事件を、どんな手段を使ってでも解決するのが、彼女の流儀――人呼んで、ダーティーエルフの黒澤さん。