ダンジョンは、世界にとって富であり、脅威であった。
管理されたダンジョンは、魔石やアイテムを生み出し、富として、所有する国家の経済を支えていた。
一方で、管理の行き届かないダンジョンは、モンスターを吐き出し、脅威として、近隣の人々の生活を脅かしていた。
ダンジョンの管理者たるダンジョンマスター。
黒目黒髪という唯一の特徴を持つ彼らが、どこからどのように現れるのか。
辺境の地に、新しいダンジョンが生まれ、新しいダンジョンマスターが誕生する。彼はその本能に従い近隣の村を脅かし、村は生け贄として少女を捧げる。
彼女と出会った瞬間、ダンジョンマスターは藤谷達己(ふじたにたつき)という人格に目覚めた。
現代知識を持ったダンジョンマスターと、生け贄の少女が紡ぐ物語。
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…R15と残酷描写は保険です
…基本ほのぼのいちゃらぶ展開を予定。
…週1更新を目標としています。