ブランシェール家の令嬢セレーヌは、王太子ステファンから突然婚約破棄を言い渡されてしまう。ブランシェール家には『結婚しなければ魔力を失う』という言い伝えがあり、婚約を破棄されたセレーヌの魔力は次第に衰えていく。父が必死で新たな結婚相手を探すも見つからない。セレーヌは魔力を維持するため、魔王と呼ばれるヴァルドラードの皇帝アルフォンスに求婚することを決意する。
女性嫌いのアルフォンスは申し出を断るが側近ランスロットの策により、セレーヌはなんとか1年間の期限付きの婚約者としてヴァルドラードに受け入れられる。魔獣や精霊が住む神秘的なヴァルドラードに心をときめかせるセレーヌだったが、城で過ごすうちにヴァルドラードの秘密を知るのだった。
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最初はただ魔力が高いだけのアルフォンスですが、次第にセレーヌに対する思いが募って行き・・・?
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