「おまえは偽聖女の共犯だ」
聖女補佐神官レインは、王国の守護結界崩壊の罪を着せられ、聖女セラフィナと共に処刑された。
そして百年後。
神学校の神官候補として生まれ変わったレインは、自分たちの死が王国に都合よく改竄されていることを知る。
そんな中、レインは一人の少女と出会う。
エリシア・ブランシェ——膨大な聖属性魔力を持ちながら、魔法を暴発させてばかりの落ちこぼれ聖女候補。
王国は彼女を危険候補と呼び、周囲は「第二のセラフィナ」と嘲笑っていた。
だがレインだけは知っている。
彼女の魔力は、王国が求める型に収まらないだけだ。
傷ついたものへ真っ直ぐ届くその祈りは、本物の聖女にしか持ちえない。
そして王国は、やがて知ることになる。
自分たちが捨てた少女こそ、崩れかけた守護結界を救える唯一の聖女だったのだと。
王国が危険と呼ぼうと。
聖教会が欠陥と呼ぼうと。
誰も彼女を聖女と認めなくとも。
俺が支える聖女は、この方です。