そこは神々によって『職』が与えられる世界。
人々を先導する才能があると神々に政治家に。武器を造る才能があれば鍛冶屋に。商売の才能があるのであれば商人に。剣の才能があれば剣士に。
神々に自分がどんな才能があるのか。分析され、教えてもらい、自分に見合った『職』が授けられるという世界。
ここに一人、何の才能も持っていないと言われ、『職』すら授からず、しかしながら人々を救う英雄や世界を救う勇者に憧れる少年が一人。
トーゼツ・サンキライ。
そんな彼は才能が無いと多くの人に馬鹿にされ、『職』すらもなく、しかし夢を諦めることはなく冒険者として活動していた。
そんな彼は剣聖ミトラとの出会いをキッカケにかつて悪神が残した厄災に立ち向かい、消滅させることを目標にする。
これは、厄災を討伐し、トーゼツが英雄と呼ばれるようになるまでの物語である。
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