なんか、女の子に転生したらしい。
前世は男。教員志望の大学生。
目が覚めたら異世界の森で捨て子になっていた。
魔法使いの母と剣士の父に拾われ、ヨウカとして生き直すことになった私は、どうやら神様の手違いで二つの加護を持っているらしい。
医学の才能、異常な記憶力と思考力、人に好かれやすくなる厄介な力。
普通に生きたい気持ちはあるけれど、加護のせいか、事件も人もどんどん寄ってくる。
幼馴染のカリン、陽気な公爵家の少年カイル、清廉すぎる聖女メリーノ。
出会いを重ねる中で、世界には差別、奴隷、国家の思惑、そして封印された邪神の影が広がっていく。
救うとは、傷を治すことなのか。
悪い人を倒すことなのか。
それとも、もう一度生き直せる場所を残すことなのか。
これは、捨て子の少女ヨウカが、仲間たちと笑ったり悩んだりしながら、いつの間にか世界の運命に関わっていく話。