16歳を迎えたリーウィン・ヴァンデルングはその日、奇妙な夢を見る。目が覚めた時には『運命の歯車』という単語しか記憶に残っていなかった。しかし、なにかが妙に引っ掛かる。武力も知力も皆無で、あるのは子供的な考えと少しのコミュ力だけ。そんなただの一般人も甚だしいリーウィンは、その日から不可思議な事件に巻き込まれていくことに──。
個性的なツカイマから初対面早々に臭いナニカを投げられた挙句、慰謝料をせびられ、怪力である幼馴染と五年ぶりに再会したり様々な出会いを経験する。
そして、|魂の使命こん願者《ドナー》の成れの果てや、傲慢な赤目の悪魔の暴走。そんな困難を乗り越えた先に待ち受けていたのはもっと困難な道のり。
タナストシアという謎の組織と出会してしまったことで、リーウィンの日常や常識に陰りが見え始める。
そして最悪なことに、その全ての事件がある一つの真実に繋がっていた。その真実を得る為に、リーウィンは大きな代償を経て、重要な選択肢を迫られることに。その選択とは如何に?
人の答えなど一つではないなく無数に広がっている。結末を知った時、今までの過程(日常)が意味を持ち初め、それと同時に自分なりの『答え』が導かれることだろう。その時キミは、ナニを思う? ナニを感じる?
※こちらの作品は表面のみを追うのもありですが、じっくり腰を据えて読むことを推奨します※
キミの中の先入観を無に還し、彼の目を通じてこの世界の冒険者になりたまえ。喜び、悲しみ、怒り、恐怖──全ての感情がキミへの贈り物だ。
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〔深く眠る謎を解き明かせ〕◀︎一先ず仮
※修正済みのものはページ分け、そうでないものはまとめて掲載されています※
水・土・21日20:00以降(21日のみ19:42更新)
※あげてしまった以上は完結まで上げ切りますが、三人称でもう少しテンポよくした話を書き直し予定※