生まれつき不幸体質で「不幸を呼ぶ女」と疎まれていた伯爵令嬢マリーアは、結婚初夜、夫が急死してしまう。一晩で未亡人となった彼女は家族からも見捨てられ、元夫の忘れ形見・アドニスと暮らすことになる。彼の瞳を見たマリーアはここは乙女ゲームの世界で、アドニスがメインヒーローには決してかなわないヤンデレ当て馬であること、そして、自分が彼を疎み、性格が歪んでしまう原因の「継母」であることまで思い出してしまう。
「だったら、バッドエンドにならないように私が家族としてアドニスを守ってみせる」マリーアは転生者である記憶を生かして、アドニスを立派に育てることを決意。そのためにはまずは教育からだと、マリーアは原作ではヒロインの養父である魔術師キャスティの元を訪ね、教えを請うことにした。
幸の薄い継母(未亡人)が継子がヤンデレにならないように清く明るくハッピーに育てようと奔走するけれどめちゃくちゃトラブルに巻き込まれる話です。