納期遅れに追われる日々を送っていた生産管理担当・佐伯修司は、深夜の事務所で倒れ、次に目を覚ますと異世界エルディア大陸の「月影の森」にいた。
剣も魔法も弱く、所持金もわずか。
最弱のEランク新人として始まった修司――シュウ・サエキが得たのは、魔力の流れや詰まりを見る力「魔流視」だった。
魔物の動き、素材に残る魔力、魔道具の不具合、そして世界の裏側に潜む黒い術式。
シュウは仲間たちと出会いながら、自分にしか見えない“流れ”を頼りに、少しずつ異世界で居場所を作っていく。
やがて彼は知る。
この世界の魔力循環が、何者かによって歪められつつあることを。
最弱Eランクの新人が、剣ではなく「流れを見る力」で、壊れかけた世界の仕組みに挑む異世界ファンタジー。