記憶を失った少年が神に選ばれし少女を守るため、青春を捨てて魔王となる——これは何もできず、守られてきた者たちが立ち上がる物語。
人間が神使と契約し、神術士として邪神と戦う世界。
記憶を失った少年・アサヒは、神術士に憧れて市立神術中学校へ入学する。
そこは本来、神に選ばれた「大巫女」しか通えない特別な学び舎であった。
教室にはクセの強い仲間たち——真面目すぎる青髪男子シュン、寝てばかりの金髪女子ミドリ、そして突然現れるスケベジジィ・白山サイモリ先生。
さらに、少女マカナから決闘を挑まれたり、アキナに恋をしたり、トモエにストーカーされたりと、アサヒの学園生活は波乱の幕開け。
だがその決闘をきっかけに、不可解な事件が次々と起こる。
マカナの失踪、アキナとトモエの誘拐——謎が深まる中、アサヒは少しずつ自分の記憶を取り戻していく。
そしてすべての記憶が戻ったとき、彼は“魔王”になることを決意する。
少女たちで完結する閉じられた物語を、少年は開くことを決めた。その旭光は祈りの限界を越え、世界に新たな時代を告げる。