*以下のあらすじは番外編の一部分、2025/11/5~掲載「伊予の物語『敗醤の香(はいしょうのか)』」についてです。
今まで出会った人物の中で最も執念深く・しぶとく・有能で苦境に強い、『尊敬すべき恋敵』である女子が宮中の権力を握ってしまった。
彼女を尚侍に任命させてしまうという、時平さまの失敗のせいで、今度こそ、二人の未来は窮地に陥ることになった。
運命の人!と思い込みすぎて重荷になれば、最終的に破局を迎えるのも速い?!
私は今日もパニクる自分を何とかしたいっ!!
***本編のあらすじ***
菅原道真が失墜した陰謀・「昌泰の変(しょうたいのへん)」の首謀者とされた左大臣・藤原時平は少年の頃、ある赤子を誘拐するよう命じられた。
赤子は成長し、ある力を持つ少女となった。
やがて少女は権力をめぐる陰謀に巻き込まれ、時平の運命を翻弄する。
少女をめぐる争いが歴史事件と絡み合う。
***番外編以降のあらすじ***
『兄さま』こと左大臣・藤原時平様は宇多上皇に隠し育てられた姫、つまり私・浄見(きよみ)に夢中・・・のはずなのに、妻二人からの、宮中内外の恋人まで、次から次へと恋敵が湧いてくる!
『浄見を忘れるために色々な女性と関係を持った』というけれど、相手に本気恋(ガチこい)勢が多すぎるのも気にくわない!
私・浄見は女房・伊予(いよ)として宮中に身を隠しながら、襲来する様々な試練に立ち向かう!