噂では、贅沢三昧で家を潰し、わがままで手がつけられない──そんな少女が、なぜか辺境伯の妻として嫁ぐことになった。
夫となるのは、冷酷無比で剣の腕は国一と噂されるシュトラール辺境伯ライオネル。
王命はただ一つ──子供を作ること。
ところが現れたのは──ゲッソリ痩せた少女だった。
噂の通りの悪女かと思えば、まったくの正反対──?
「本当に、あの噂は真実なのか?」
彼はその花嫁を“毎日観察”しながら、少しずつ心を揺らし始める。
これは、政略から始まった夫婦が、互いを知り、惹かれていく物語。
※恋愛モノですが、“子作り”がテーマなので、それに向けて奮闘する場面がチラチラあります。よって中盤から下ネタが多めになっております。
第一章は、人物紹介も兼ねて⋯みたいに書いてます。たしか三話まで読めば、あとは、どこからでも読んでも良いかも、な作りになっております。ラブコメみたいな感じにしました。
エピソードタイトル『王城に降り立つ』からは、ラストに向けて続きものになっております。
第二章は、ガッツリ連載です。昔の少女コミックみたいな感じにしました。なので、下ネタ過多です。