【完結まで毎日更新中!】
十年来の恋が実ったと浮かれた俺を現実に引き戻したのは、クラスのグループチャットに貼られた一本のショート動画だった。
『嘘告に浮かれるケイタ氏
〜
俺もヒナが好きだっ!』
スマホの画面には浮かれたバカの顔が映っていた。
……。
五時間前に彼女になったと思った幼馴染のヒナは、偽物の彼女だったみたいだ。
部屋に篭り、嗚咽をあげる。
ゴミ箱に積もったティッシュの山が崩れる頃、時間は深夜の二時だった。
——ピコン
[219件のメッセージ]
……三桁は初めてだな。
グループチャットを開くと、大炎上していた。
動画を投稿したレオンと、悪ノリする取り巻きに応戦しているのは、学校一のガリ勉と眠り姫だった。
「ガリ勉が調子に乗んなよ」
「ボケがよぉ!
ガリ勉様が指定校推薦の枠を一つ潰してやろうか!?」
「それは一線超えてるわ」
「テメーらは最初から一線超えてんだよ」
……。
なぜガリ勉がキレているんだ。
【作者からのお知らせ】
本作は、小説投稿サイトカクヨムにて先行配信しています。