精霊と魔物が発見され、人々の競争が科学技術だけでなく精霊技術にも軸が置かれている世界のお話。
精霊技術が国家の行く末を左右する世界において、人間同士の争いは更に過激化し、人々は命を散らしていった。
それを憂いた世界各国は、その競争にルールを設けることにする。
そのルールとは国の方向性を学生間競争に委ねるというもの。
各国学生同士による競争。
その結果を基に、国を運営していくという方針である。
故にこのルールが適用されてから最も重視されるのは、学生の存在となった。
そうやって国を運営していく中で、中心となる学生の存在がある。
それが王。
これは、そんな王になり国を率いるために「日域国立央生学院高等学校」に入学した「黒白(こくはく)きょうえい」の物語。
彼は入学試験早々に火の精霊を率いる「火光(かこう)しんか」にボコボコにされる。
その後負けた対価として、しんかの「召使い」となることになったきょうえい。
それでも彼は、自身の「王になる」という夢を叶えるために奮闘していく。
敵との戦いのみならず、味方同士の潰し合い成分多めのコメディバトル!
ぜひお読みいただけると嬉しいです。