「そういや、うちの国滅んじゃったぞ」
「へえ、そうなんだ」
人里離れた山奥の小屋で、魔女と行商人が話している。
魔女はズズズーとお茶を啜った。
「婆さんみたいだな」と行商人。
「失礼な。二十歳になったばかりなのに」と魔女。
そんなうら若き魔女は、魔術師たちに追いかけ回されるのです。
「居る! ヤバい、ヤバい奴じゃん!」
とんでもない魔力持ちに背後を取られ、絶体絶命の危機が訪れまして、緊急避難するのだが……、
「おい、話をする前に消えるなよ。まあ、すばしっこいのは野良らしいけど」
「ゲッ」
魔女の目前に人外的美丈夫が出現した。
「一緒に来てもらうぞ、野良」
唯我独尊の魔術師団長に正統派魔女(?)が捕まりまして……はてさて、魔女の『運命』はいかに!?