模型が大好きな趣味女子・柚葉は、気づけば雲の上から異世界へ落下。
彼女を抱きとめたのは、光をまとった、どこまでも優しい完璧王子ルシエルだった。
「大丈夫。君は、ボクが守るよ」
その声に胸がふるえた瞬間、柚葉の中で“星降りの巫女”の再生の力と、過去に作った模型を現実へ具現化する“模型神の加護”の力に目覚める。
同じころ、大地をむしばむ《虚邪の穢れ》が各地で発生し、王国は危機に傾く。異変を察した氷の第一王子、戦闘狂の第二王子、大聖女を擁する神殿までもが柚葉を追い、物語が静かに動き出す。
光の王子と出会ったその日から、柚葉は迫る戦いに揺れながら、絶対的な守護を受け、星のきらめきを身に宿していく。