魔物の生息域に隣接する土地がありました。
その土地は昔から聖女が守っていて、聖女の結界によって国が栄えていました。
ですがある日、王子が聖女を追放してしまい、結界が消えることになってしまいます。
聖女は追放された先の国で保護され、その国は繁栄が約束されました。
その代わりに、聖女を追放した国は滅びることになります。
そんな滅びが確定している国の村で、転生者は生まれました。
その国から逃げなければいけなかったのに、記憶を思い出したのは全てが終わった後です。
その結果、転生者の村は魔物に飲み込まれ、滅びてしまいました。
そうして、絶望して全てを諦めた転生者。その転生者の体の魂が目覚めました。
目覚めた女の子はちょっと考えて、国を守る新たな結界の壁を作る旅を始めるのでした。
これは、聖女が見捨て、転生者が諦めた国で、のんびりまったり壁を作りながら旅をする女の子のお話です。
※書きためがなくなるまで、毎日夕方に更新します。
※戦闘要素はほぼなし。あったとしても軽く。
※プロローグを除き、1話2000~2500文字で投稿します。
※カクヨムとハーメルンにも投稿しています。