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取得日時> 2024-05-03 11:24:03
「見ている神がいないなら、この物語は『  』です」
 家族が死んでいるわけでもない。悲しい過去だって抱えていない。自分だけしか持たないような特別な力もなければ、異世界に行き来できるわけでもない。
 そんな、主人公としての要素を何1つ持たないただの少年が「憧れ」と「想い」だけを武器に変え、マナによって歪んでしまった世界を変えていく。
 彼が【運命】と【物語】を司る女神に出会ったとき。“神様の居ない世界”が誕生するまでの長い長いプロローグが始まる──。
●あらすじ
 突如として現れた「魔獣」。彼らはそれが使命であるように、人を殺し、食べる。現代兵器がろくに通じない魔獣を前に、人類は徐々に衰退していった。
 そんなある日の夜。人々が目にしたのは天を衝く光の柱。その柱が崩壊した時、人類の前に神々が姿を現す。彼らは人を管理するための力――魔法を人類に教え、ともに魔獣と戦うことを提案した。こうして、魔獣という脅威を前に、人と”元”神である天人(あまひと)が共存する不思議な世界が始まった。
 幼い頃憧れた、人々を守る格好良いヒーローになるため。魔獣を討伐を任とする特派員を目指す、主人公の神代優(かみしろゆう)。彼は中学卒業後、妹の天(そら)と幼馴染の瀬戸春樹(せとはるき)と一緒に特派員を養成する第三校へと進学する。
 入学から1ヶ月が経とうという時。降りしきる雨が森の木々を打つ中、初めての外地演習で主人公が出会ったのは同級生でもある天人の少女、シア。運命の出会いを機に始まる優とシアの物語はやがて世界の在り方そのものを変えていく。
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※この小説は https://kakuyomu.jp/works/16817139554601123981 でも同時に連載中です。

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