「子守唄しか歌えない無能」と蔑まれ、嵐吹きすさぶ辺境の“眠れぬ公爵”へ生贄として嫁がされたセレスティア。
待っていたのは、眠ると魔力が暴走する呪いに蝕まれ、「子守唄など要らぬ」と拒絶する、冷酷な夫だった。
けれど、彼女が震える声で口ずさんだ一節の子守唄は、四年間眠れなかった公爵に、初めての安らかな寝息をもたらす。
「離さない。君の歌がなければ、私はもう、眠ることも、生きることもできない」
冷酷だったはずの公爵は、彼女なしでは眠れない超執着夫へと豹変してしまい――!?
一方、彼女を「無能」と捨てた実家には、苛烈な報復の時が近づいていた。
そして、無能と蔑まれたその歌こそ、国を救う伝説の「鎮魂の歌い手」の証であると、世界が知ることになる。
冷酷(?)公爵×健気な歌い手令嬢が贈る、溶けそうなほど甘い、大逆転シンデレラロマンス。