天空との名を冠され、地上に築かれた聖域、タイヴァス。
そこには『姫神子』を神と崇める人たちの元へその存在を伝える者たち――『神の足』が住んでいる。
シピ・イェレ・レヘヴォネンは、その一員として育てられた。幼いときから定められた役割を疑わず、足として御輿を担ぐことこそが自身の存在理由だと信じていた。
しかし、ある出会いをきっかけに、彼は思い悩む。『姫神子』とは、本当に神なのか。
それとも、自分と同じく名を持ち、血を流すただの人間なのか。
――神に仕える者として生きるのか。
――それとも、人として生きるのか。
信仰の名のもとに仕組まれた運命を甘受するのか、あるいはその枠を超えて自らの道を選ぶのか。
迷いと葛藤の果てに、シピが選び取るものとは――。
※こちらは『愛が重いヒーロー企画』参加作品です
※月水金7:00更新