──「最後に一度だけ、私を愛してくれませんか?」
公爵令嬢マーガレットは、愛する婚約者の公爵令息ヴァージルと婚約破棄寸前だった。理由はヴァージル側の不貞。
彼は男爵令嬢メリーベルとの間に真実の愛を見つけ、マーガレットとの婚約破棄に奔走していた。
マーガレットは断り続けていたが、半年の余命宣告を機に、とうとう婚約破棄を受け入れた。
婚約破棄の対価として、彼女はある条件を提示した。
――最後に一日だけ、一緒に過ごしてほしいと。
ヴァージルはそんな彼女の願いを受け入れ、最後の一日を彼女と過ごした。
そしてその後、彼に届いたのはマーガレットの訃報だった。
疎んでいた彼女の死に、ヴァージルや浮気相手、家族たちは何を思うのか――