――夜の外出は、即・無期懲役。
人々は【夜禁法】によって、夜を奪われた。
その禁を破って夜の街に出た少年は、「化け物」を見る。
絶体絶命のピンチで現れたのは、クラスメイトの高嶺の花。
蒼白い光で闇を切り裂いた少女は言う。
「私は――【ナイトウォッチ】だから」
だが、そこに化け物の牙が迫る。
少年を庇い負傷する少女、聴こえた声に応じて叫ぶ少年。
狂気の夜を斬り裂いた黄金の光は、異能の目覚めか。
それとも、夜明けの兆しか――。
これは、夜を奪われた世界で――夜を取り戻す戦いの物語。
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ネオページ様で連載、一部を先行公開という形で更新を止めておりましたが全文掲載許可が出たので最終話まで更新を再開します。