世界樹の森にひっそり暮らすエルフ『リーフ』は、元日本人の転生者。
ブラック企業で擦り切れるまで働いた反動から、今世では『静かに、誰にも邪魔されずに暮らす』ことを固く誓い、生まれてから百歳になるまで穏やかな引きこもり生活を満喫していた。
――しかしそんな平穏は、帝国軍の突然の襲撃によって一瞬で崩れ去る。世界樹を焼き払われ、リーフの引きこもり生活は強制終了。
帝国軍からの逃走中、リーフはひょんなことから
世界樹の娘を名乗る『会話する種子』を拾ってしまい、さらには世界樹の加護まで授かってしまう。
リーフは世界樹の強大な力を使い、帝国軍をあっさり撃退。そんな彼が世界樹の森に代わる新たな居住区として選んだのは――通称『魔の森』。
そこは魔物や獣人が跋扈し、普通の人間は近づかない危険地帯。世界樹の力を持つリーフにとって、この魔境こそが理想の引きこもり拠点になる――はずだった。
しかしリーフのもとへは追手の帝国軍や、逃亡中の姫。森の先住民族など、次から次へとやっかいごとが舞い込むことに。
これは絶対引きこもりたい転生エルフと、それを許してくれない世界が巻き起こす、楽しい引きこもりファンタジー。