「お前の召喚するモンスターなんて、ただの雑魚だ」
勇者パーティから追放された召喚士レイ。だが彼が召喚していたのは、スライムの回復魔法、ゴブリンの状態異常魔法、オークのシールド魔法、コボルトのバフ魔法――実はSランクパーティーを陰で支えていた“本物の力”だった。
居場所を失ったレイは、辺境の地でモンスターたちと共に生きることを決意する。
「僕たちで国を作ろう。誰にも否定されない、自由な国を」
腐敗した水場を浄化し、ワイバーンを討伐してモンスターたちのランクが上昇。隣村のオークたちも仲間に加わり、村は“モルテア国”として歩み始める。
そして現れる、魔族界から追放された才女リゼ・ヴァルグレア。妬みによって失脚した彼女は、レイの素直さに惹かれ、ツンデレ執事として仕えることに――。
これは、見捨てられた者たちが集い、絆と魔法で世界を変えていく“国づくりファンタジー”。
ざまぁ、成り上がり、仲間との絆、そして理想の国へ――
召喚士レイの逆転劇が、今始まる。