王城で“価値なし”と呼ばれる第二王子ルイス。
精霊を持たず、期待されず、
王位争いからも外れた彼は、
静かに王城で埋もれていくはずだった。
だが、従者セドが偶然辿り着いたのは、
王都で廃棄される“価値なしの魔石”。
誰も見向きもしない欠片。
だがそれは、
王都の流れを変える小さな灯りだった。
潰れかけの店。
捨てられた職人。
廃棄区画。
王都裏流通。
組合の圧力。
“価値なし”と切り捨てられたものたちを繋ぎ、
やがて二人は、
王都の裏側そのものへ踏み込んでいく――。
これは、
表舞台に立てない第二王子が、
“流れ”を変えていく物語。