「――その瞳、その魔力。何百年も、君だけを捜していた」
赤子の頃に売られ、言葉を奪われた少女。
感情も声も失い、ただ命じられるまま「モノ」として生きる日々。
ある夜、彼女を買い取ったのは、美貌の貴族――その正体は、人に紛れて生きる強大な“悪魔”だった。
かつて命を懸けて愛した“想い人”の面影を少女に見出した悪魔は、彼女を城へと連れ帰る。
泥水しか知らなかった少女に与えられたのは、温かい食事、柔らかな寝床、そして――悪魔による、狂おしいほどの執着と保護。
少女を傷つける者には容赦のない裁きを。
戸惑う少女には、溢れんばかりの慈愛を。
これは、絶望の底で生きてきた少女が「愛される意味」を知り、過去に囚われ続けた悪魔が「守る理由」を取り戻す物語。
【※救済・溺愛要素あり。少女を虐げた者への報復描写を含みます】