※ガールズラブ要素があります。苦手な方はご注意ください。
「呪いの孤島で死ね」
聖女の策略で婚約者レオンハルトに裏切られ、何もかも奪われた悪役令嬢セオドラ。流れ着いた先は、瘴気に蝕まれた絶望の島・ラクリモーサ。しかし彼女にはもう一つの記憶があった——「日本の旅行代理店で10年クレーム処理をしてきた女」の記憶。
「この島を、世界一のリゾートにしてやる」
瘴気の若返り効果を発見した偏屈学者、宮廷を追われた無愛想な料理人、そしてかつて自分と同じように社交界を追われた令嬢・ヴィオレッタ。彼女と出会ったことで、セオドラの心に凍りついていた“誰かを愛する力”が静かに溶け始める。女同士の絆はいつしか、復讐を超えた固い盟約へと変わり——“ふたりの楽園”は、かつてない集客を生み出していく。
島が年間10万人を超える観光地へと成長した時、彼女を捨てた元・婚約者が「助けてほしい」と土下座の手紙を送ってくる。そのときセオドラは、愛しい伴侶の手をとりながら微笑み言う——「いらっしゃいませ、お客様」