「触れれば相手が死ぬ」
そう恐れられ、白耀の塔で隔離されるように生きてきた王女セラフィナ。
人の温もりを知らず、呪い姫として静かに日々を過ごしていた彼女の前に現れたのは、護衛騎士レオニスだった。
決して触れられない。
近づくことすら許されない。
それでも彼は、誰よりもまっすぐにセラフィナを見つめ、その孤独を知ろうとする。
一方、王国には黒い瘴気が徐々に広がり、王家に伝わる白耀石と、隠蔽された秘密が目を覚ましはじめる。
セラフィナの身に宿る“呪い”の正体、そして王家が背負ってきた罪とは何なのか。
これは、誰にも触れられない姫と、そんな彼女を守り抜こうとする騎士が、滅びに向かう世界で希望を取り戻すまでの恋と宿命の物語。